原子力発電所は私たちの生活で
かなり重要になっています。
ただ、核エネルギーなので
事故が起きたときにはかなりの被害がでます。
よく耳にする「放射能」、「放射性物質」
「ベクレル」、「シーベルト」
また、口にするものに含まれる
放射線量についてまとめていますので
読んでみてください。
原子力発電所は、
50年くらい前から世界中で電気を作るのに
使われています。
二酸化炭素を出さずに大量の電力を
安定して供給できるのが原因のひとつです。
核エネルギーということで、
放射線についての管理、安全面での対策は
重要となっています。
作業員、周辺住民の健康面についても
重要な課題になっています。
発電の仕組みは
火力発電で使うものを燃やすボイラーを
原子炉に置き換えます。
原子炉のなかで、ウランを核分裂させて
熱エネルギーをおこし、
水を沸かしてその蒸気の力で発電しているのです。
火力発電のボイラーを原子炉に置き換えただけで
あとは同じです。
火力発電では、大量の二酸化炭素が排出されるので
安定した電気を大量に供給できる原子力発電が
当たり前のように作られていたのです。
大きな事故があって、
はじめて詳しく知ることになった人も
多いと思います。
「放射線」は
放射性物質から放出されるエネルギー
「放射能」は
放射線を出す能力
「放射性物質」は
放射線を出すもののこと
一口で書いてしまうとこんな感じです。
読んでもさっぱりわからないですよね。
「放射性物質」は、
つまり放射能を出す物質のことです。
よく聞く、ウラン・プルトニウムのような
核燃料の元になる核燃料物質のことなどを
いいます。
また、核反応(原子核反応)は、
原子力発電所で発生します。
原子力発電所は、核分裂反応によって
発生するエネルギーを基に発電してます。
また、よく耳にする言葉では、
レントゲン(エックス線)、
がん治療に用いられる放射線療法が
私たちが放射線を身体に受けることがあります。
『被曝』と『被爆』について
福島原発事故が起きてから
毎日のように耳にしている
「ひばく」
という言葉。
実は、ひらがなで書くとおなじ
「ひばく」
でも原発事故の
『被曝』
と
核兵器によって被害を受ける
『被爆』
はご覧のように字も意味も違うんです。
最初の頃は混同してコメントするコメンテーターが
多くて私自身もビックリしていました。
もしかしたら今でも意味を間違えて
話をしている人もいるかもしれないので
ここで書いてみました。
テレビでよく耳にする
マイクロシーベルト
ベクレル
昔はあんまり聞くことのなかった
単位です。
ここでは、放射能の単位についてみてみましょう。
・ベクレル(Bq)
放射性核種の壊変数が1秒間に1であるときの
放射能または壊変率
最近は、ベクレルをシーベルトに置き換えて
報道されていることが多いです。
・シーベルト(Sv)
体内に取り込んだ放射性物質が
体内に存在している間に
人体に影響を及ぼすと思われる量の合計の単位
テレビや報道では
「1シーベルト毎時(Sv/h)」
とされています。
ニュースで、ある場所で
「1マイクロシーベルトが観測」
というと、これは
そこで1時間過ごしたら
1マイクロシーベルトを体内に取り込む。
「被曝する」ことになります。
ところで、
マイクロシーベルトやミリシーベルトって?
と実は思っている人いますよね。
1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSV)
1000ミリシーベルト(mSV)=100万マイクロシーベルト(uSv)
です。
人体に影響のある放射線量は
発ガン性が増えるのが100ミリシーベルトといわれています。
でも、実際に影響が出ているのは
データ上では500ミリシーベルト以上となっています。
日本では、1年間に浴びる放射線量を
1ミリシーベルトが限度としています。
原子力発電所周辺の放射線量は年間に
0.05ミリシーベルトを目標にしています。
・ナノグレイ/時(nGy/h)
グレイ(Gy)は、空気中の放射線量を表す単位です。
グレイ(Gy)大きな単位なので、
実際にはナノグレイ/時(nGy/h)が使われています。
計算方法は、
1シーベルト=1グレイ×0.8
とされているようです。
※1シーベルト=1グレイとされていることもあります。
放射能を測定する検出方法は
複数の方法があります。
放射能測定器がどの検出方法で
放射能値を検出しているのかなどで
値が変わってきます。
表面汚染測定用サーベイメータ
空間線量率測定用サーベイメータ
積算線量率用サーベイメータ
この3つの検出方法があります。
サーベイメーターは、
携帯用の放射線測定器のことをいいます。
アルファ(α)線、ベータ(β)線、ガンマ(γ)線
によって使用するサーベイメータの種類が違います。
アルファ線を測定するサーベイメータは
ZnS(Ag)シンチレーション式サーベイメータ
ベータ線を線を測定するサーベイメータは
GM計数官式サーベイメータ
ガンマ線を測定するサーベイメータは
NaI(TI))シンチレーション式サーベイメータか
電離箱式サーベイメータ
を使用します。
・アルファ線
アルファ線は陽子2個と中性子2個の
ヘリウムの原子核と同じ構造の粒子です。
物質を透過する力は弱いです。
人体外部にアルファ線を受けても、
皮膚の表面でアルファ線が止まるので
人体への影響はさほどありません。
でも、体内にアルファ線を発する
放射性物質を接種してしまうと、
人体への影響はとても大きいです。
・ベータ線
原子核の壊変に伴って、
原子核から飛び出す電子です。
物質を透過する力は、アルファ線とガンマ線の間です。
人体へは、内部被曝、外部被曝どちらも注意が必要です。
・ガンマ線
ガンマ線はレントゲンなどの
エックス線と同じ種類の放射線です。
ガンマ線はアルファ線やベータ線よりも
物質を透過しやすいのです。
原子力発電所でも、
ガンマ線が外に漏れ出さないように
とても厚いコンクリートで原子炉を囲っています。
ホットスポットも原発事故以来よく
耳にします。
ホットスポットとは
他の場所に比べて
明らかに放射線量の高い場所をいいます。
普通に考えると、
事故の起きた汚染源となる
場所から離れると
放射線の濃度が低くなるのですが
離れても他の場所よりもなぜか
そこだけ放射線の濃度が高い場所が
あります。
そういった場所のことを
ホットスポットといいます。
放射線の濃度の高い場所が
どうして離れた場所で検出されるのかというと
汚染源のまわりの放射性物質が
含まれた雲からの雨となっていると
考えられています。
ホットスポットよりも
小さな範囲で放射性濃度の高い場所が
あり、そのような場所は
ミニスポットと呼ばれることもあります。
ミニスポットは
公園の花壇だったり植え込みなどが
あります。
放射性物質を含む雨が流れ込んで
そこに放射性物質の水たまりができ
その結果、他の花壇や植え込みよりも
高い放射線濃度が検出されると
言われています。
放射線濃度の高い場所を表す以外に
ホットスポットというと
駅や空港、ファーストフードなどで
無線LANによってワイヤレス高速通信が
できる場所のことをいいます。
食材に関する放射能のはなしでは
「セシウム」
という言葉よく聞きます。
セシウム(Cs)とは
軟らかくて黄色がかった銀色のアルカリ金属です。
セシウムは普通、石から取れるのですが
セシウム137など放射性同位体は
原子炉の廃棄物から抽出されます。
セシウム137は、約30年の半減期なので
医療や工業用計量器などに使われています。
約30年の半減期とは、
放射能活性が半分になるのに約30年かかると
いうことです。
ある学会はこういった結果を発表しています。
青年が
5000ベクレル/kgのステーキを200g(0.2Kg)
食べたとき、接種されるのは1000ベクトル
この場合、内部被曝実効線量が0.013ミリシーベルト
1,000×1.3÷100,000=0.013
だということです。
5日間食べ続けても、0.065ミリシーベルトなので
安全です。
これは、このステーキだけの話で
大気中の放射線量や他の食材は入っていません。
大気中や他の食材から大量の放射線量を
受けない限りは食品に関しても健康に被害はない。
と考えられています。
病院のCTの検査を受けたら1回
10ミリシーベルトの放射線量を受けていると
いわれれています。
大丈夫といっても総被曝量は少ないほうが
いいので口にする食材に関しても
大気中の放射線量と同じくらい
気をつけたほうがいいことには
間違いなさそうですね。
いろいろな方法で
放射能を測定することができることは
これまでに書いてきました。
文部科学省がホームページで
「(固定式)モニタリングポスト」で
測定された放射線量を毎日公表しています。
各都道府県からの公表でデータが
発表されています。
これまでは、各都道府県が
独自の高さで計測した結果を
発表していました。
もともと近隣県とのデータを
比べるためではなく
自分の県での毎日の放射線量を
計測するためのものでした。
指針では、
「設置場所は地上から10メートル以上」
とされていましたが
東京では地上18メートル
茨城県では地上3.5メートルなど
高さが一定ではなかったのです。
これにより、近隣県に比べて
数値が高い(低い)とばらつきがでていました。
数値のばらつきにより
住民の不安を煽るようなことが
おきていました。
平成23年8月末に
各都道府県が地上1mの高さの
放射線量を測定したものを
公表することになり
47都道府県すべてで
同一の高さのデータが公表されます。
近隣県とのデータの大きな違いが
なくなるとともに、
各都道府県のデータの変化を
正確に知ることができるようになりました。
地上1メートルとされたのは
放射性物質は地表に落ちるために
地表近くでの放射線量が高くなるからだそうです。
2011年11月12日土曜日
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